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世界の新7大奇跡の選定結果は中国人に再び長城の保護を考えさせた

 

社会意識の向上

中国長城学会は社会の力を動員して長城を保護するプランを提起した。企業が資金を提供してある区間の長城の保護を確約した場合、その見返りとして、学会は世界文化遺産の保護に貢献したとして碑の上に企業名を明記することなどを含め、インターネットと長城のデータベースでその企業の貢献を紹介する。また、この資金を利用して、長城周辺の地元政府はふさわしい農民を選んで長城の保護員にする、という内容だ。

今年12月は長城がユネスコの世界遺産に登録されて20周年になる。7月1日、学会は北京の人民大会堂で大規模な活動を行ってこの歴史的な日を祝った。また、大規模な公益活動も同時にスタートし、長城の保護ブームは再び高まってきた。

学会の公益活動は、キャンペーン「長城中華観光活動」、ドキュメンタリー映画「長城を語る」、文化の夕べ「天と地と人の和・長城賛歌」、フォーラム「長城地帯の経済協力」、叢書「私の長城」の5つで構成。

「長城中華観光活動」の主目的は一連のキャンペーンを展開すること。主に「長城保護条例」の説明や、長城の保護の現状と事例の紹介、書籍や物品の寄贈など。参加者は長城保護の宣伝担当者、地方政府の指導者、長城周辺の観光、文化、文化財などの関連当局の指導者、専門家、学者、新聞記者、撮影愛好者、ボランティア、大学生の代表。

映画「長城を語る」は8月から正式に撮影を開始し、来年3月か4月に完成する予定だ。長城の春夏秋冬、風霜雨雪にさらされる姿を通して、歴史や戦争、建築、文化、経済、人文的角度などから、長城の文化を高い次元から取り出すとともに、長城の背後にある豊かな歴史に内包される意味や、あまり知られていない故事や典籍を掘り起こすことにしている。12部からなるドキュメンタリー映画は国内外で同時に発行する。

「天と地と人の和・長城賛歌」は12月、「長城地帯の経済協力」は11月に2日間の日程で開催される。「私の長城」は来年初めに出版・発行する計画。学会は発行後、長城周辺の学校や政府の基層組織に寄贈することにしている。

 

「北京週報日本語版」 2007年8月30日

 

 

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