オークション会社の香港サザビーズは10 月に円明園の十二支銅像のうち、午（うま）の首の銅像の競売を行う。落札価格は6000万香港ドルに達するとみられ、多くのコレクターが入札に参加する見通しだ。

  円明園の海晏堂 には十二支の頭部をかたどった銅像があったが、略奪により海外に流出。1985年に丑（うし）、申（さる）、寅（とら）の銅像が米国で発見された後、複数の持ち主を転々とし、2000年には香港サザビーズ、香港クリスティーズで競売にかけられ、北京保利集団が高値で落札した。亥（い＝イノシシ）は中国人民政治協商会議全国委員会の常務委員、何鴻◆（スタンレー・ホー）氏が買い戻し、保利芸術博物館に寄付した。その他、現存が確認されている十二支銅像のうち、卯（う＝ウサギ）、子（ね＝ネズミ）は欧州のコレクターが、午は台湾のコレクターが所蔵している。

  「人民網日本語版」2007年9月4日