8月29日からイタリアで開催された第64回ベネチア国際映画祭で、9月8日、コンペティション部門の最高賞である金獅子賞(最優秀作品賞)には台湾出身のアン・リー(李安)監督の「ラスト・コーション(Lust Caution/色・戒)」が選ばれた。
銀獅子賞(最優秀監督賞)は、アメリカ制作の「リダクティッド(REDACTED)」のブライアン・デ・パルマ(Brian De Palma)監督が受賞した。
優秀男優賞はアメリカ制作の「ジ・アサシネーション・オブ・ジェシー・ジェームズ・バイ・ザ・カワード・ロバート・フォード(THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD)」の主演男優ブラッド・ピット(Brad Pitt)が受賞し、優秀女優賞にはアメリカ制作の「アイム・ナット・ぜア(I'M NOT THERE)」の主演女優ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が輝いた。
なお、アン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン(BROKEBACK MOUNTAIN)」は2005年にも金獅子賞に輝き、2006年はジャー・ジャンコー(賈樟柯)監督の「三峡好人」、今年を加え、中国人監督が3連覇と勝取っている。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年9月9日