世界から注目を浴びている国家大劇院は現在、すでに完工間近となり、9月25日から10月13日までテスト公演を行うことになっている。テスト公演には、7つの演目、23の公演が予定されており、歌劇、バレエ、民族舞踊劇、現代劇、京劇、昆劇など、そのジャンルはかなり幅広い。劇院の建設者、劇院建設のために立ち退きした住民たち、各業界で活躍するすぐれた人々、五輪施設の建設者たち、芸能界の人々、マスコミの代表者たちが、最初の観客になるということである。また、国家大劇院の本格的な演出シーズンは、今年の12月末から来年の3月までであり、183の演目が上演され、ロシア、アメリカ、フランス、イタリアなど10数カ国・地域の芸術家たちがここですばらしい演目を演出することになっている。
国家大劇院は北京天安門広場の西側に位置しており、その主体建築物はユニークな卵形をしており、地上部は高さ46.68メートル、地下部の最も深いところは32.50メートル、一周の長さは600メートル。面積が3万5500平方メートルに達する人工湖に囲まれ、まるで水上に浮かんでいる真珠のようである。内部には、歌劇ホール、音楽ホール、演劇ホールなどが設けられている。
歌劇ホールは最も立派なホールという評判がある。華麗な金色を主な色調とするこのホールは、大型歌劇、舞踊劇などの上演の場所であり、座席数は2398席。
写真は国家大劇院内部の一角。
「チャイナネット」2007年9月18日