年画は一般に「喜画」と呼ばれる中国の民間で最も普及している芸術品の一つで、年に一度交換することからこう呼ばれる。中国の民間では年画はまさに新年の象徴で、年画を貼らなければ年を越すことができないのだ。
年画は世俗的な社会生活を題材とし、歴史上の故事や神話・伝説、宗教信仰、演劇・小説などに及び、様々な人物や世相が取り入れられている。
年画の風格は地域ごとに多様な特色を現している。宮廷の香りを取り入れた天津の
楊柳青年画や、質実剛健で郷土色あふれる山東イ(さんずいに維)坊や河北の武強年画、繊細で色彩豊かな蘇州の年画、素朴で長い歴史を持つ河南の朱仙鎮年画など様々だ。
武強年画は民間の生活の濃い雰囲気と鮮やかな色彩を持つ。製作者は豊かな想像力と巧みな構想で、優美な画面構成と色鮮やかな色彩をもたらしている。また10枚の絵がつながった形式を採用して、1枚の紙に多くの絵を描いて一つの物語を現している。
・体験
推奨ポイント: 河北省武強県年画博物館。現地の特色ある年画を見ることができる。
開館時間: 午前9時~11時、午後14時~16時30分、祝祭日も開館。
「人民網日本語版」2007年9月18日