中秋節に月餅を食べるのは中華民族の伝統的な習俗だが、専門家は、月餅を食べるにも注意が必要で、軽く味わう程度が良く、大食いは禁物と訴える。

  専門家によると、月餅は油分・糖分・脂肪分の高い「三高食品」の1つ。普通の人でもたくさん食べてはいけないし、特別なグループの人なら、なおさらだ。特に乳幼児や高齢者は消化系統が不全で、消化・吸収能力に劣るため、大量の高糖分・高脂肪食品に耐えられない。1日に1つの月餅を、数回に分けて食べるのがいちばんだ。糖尿病の人も糖分を含む月餅に慎重であるべきだ。月餅の糖分は血糖値の上昇をまねく。高血圧や心臓血管病の人も、糖分を含む月餅をたくさん食べることで胃腸への負担が増すため、胃に血液が集中し、体の他の部位への血液が不足して、目まいなどを引き起こすおそれがある。

  専門家は、適量を保つとともに、お茶と一緒に味わうことを提案する。油っこい月餅に、あっさりしたお茶を添えれば、言葉では言い表せない味わいだろう。

  「人民網日本語版」2007年9月18日