直径5ｍの小惑星が9月初め、地球から2万ｋｍ離れたところを掠めていった。これに対し、中国の惑星専門家の中国科学院（科学アカデミー）紫金山天文台の研究員である王思潮氏は、「現在の科学技術レベルをもってすれば、人類は小惑星が地球に衝突するのを防ぐことができる」と述べている。小惑星や彗星の地球への衝突防止は、目下世界共通の課題となっており、共同で天体確認や監視測定が始まっている。

  近年において、何度か小惑星が地球に衝突しているが、落ちた場所が居住地域でないことから、大きな被害に遭わずに済んでいる。

  小惑星が地球に衝突する危険に対し、天文学者は今も必死で地球の軌道上付近を飛ぶ地球近傍の小惑星や彗星を確認中だ。重点対象としては直径140ｍ以上のもの。

  図：小惑星が地球に衝突した際の想像図。

  「人民網日本語版」2007年9月19日