中国とブラジルの共同開発による3基目の「資源1号」衛星が19日、順調に打ち上げられた。これにより太原衛星発射センターは、設立以来の40年間で国内外の衛星38基を宇宙に送り込んだことになる。打ち上げ成功率は100%で、世界の前列に立っている。
中国3大打ち上げセンターの1つである太原衛星発射センターは、主に太陽同期軌道と極地軌道への打ち上げを担当。1967年の設立以来、その打ち上げ能力は年1回から年10回以上へと飛躍的に向上した。センターは中国初の太陽同期軌道気象衛星「風雲1号」、中国・ブラジル共同開発の第1基「資源1号」、第1基海洋資源探査衛星の打ち上げに相次いで成功。国際市場への進出にともない、海外の商業衛星を多く打ち上げるようになった。1990年代には米モトローラ社と「イリジウム」通信ネットワーク衛星の打ち上げ契約を締結し、1997年9月から「1ロケット2衛星」方式の打ち上げを6回行い、計12基のイリジウム衛星を予定通りの軌道に乗せた。この後、ブラジルや欧州連合などの商業衛星4基の打ち上げにも成功している。
写真:第3基「資源1号」衛星の打ち上げ
「人民網日本語版」2007年9月20日