中国が自主開発した次世代宇宙遠洋観測船「遠望5号」の中国衛星海上観測制御部への引渡しが先日、江南造船所で行われた。世界でも先端水準を誇るこの大型宇宙遠洋観測船の建造と運用は、中国の宇宙遠洋観測・制御能力がまた新たなレベルへと引き上げられたことを意味する。遠望5号は排水量2万5000トン、12級以上の強風にも耐え、南北緯度60度以内のあらゆる海域を航行可能。積載する大型観測制御設備は、さまざまな宇宙船の海上追跡・制御任務に堪え、オペレーションセンターとのリアルタイムの通信・データ交換も可能だ。
「人民網日本語版」2007年10月5日