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参観者の呼気が敦煌の壁画を損なう
甘粛省敦煌市の莫高窟を訪れる観光客はここ数年ますます増えており、今年上半期には延べ30万人を超え、観光客の増加は莫高窟保護にとっていっそう大きなプレッシャーとなっている。敦煌研究院の保護専門家は研究の中で、洞窟が狭いために内外の空気の入換えが不十分になり、観光客が出す二酸化炭素と水蒸気が一定の濃度に達すると、壁画が変色するなどの恐れがあることを発見した。
敦煌研究院と浙江大学が共同開発した、敦煌莫高窟の環境監測警告システムがこのほど試運転を開始し、これにより莫高窟内の文物を保護し、観光客が参観中に洞窟にもたらす変化を正確に把握する。
「人民網日本語版」2007年10月11日
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