ここ数年、中国政府は文化の発展に力を入れており、そのための関連予算が年毎に増え、国民の文化的暮らしが益々充実しつつある。
関係者の話によると、中央政府や地方政府は2006年から2010年までの間に、合わせて64億元あまりを投入し、農村部などの末端組織に総合文化ステーション2万6700ヶ所を新設、または拡張することにしている。これにより、すべての村落に文化ステーションを普及させるという目標がほぼ達成されることになり、人々が基本的な文化的生活を享受できるようにするために、力強い保障を提供している。
このほか、農民が自ら手がけた文化的団体も急速に増えている。山西省だけでも、農民自らの出資で作った書店や、個人経営の映画放映チームといった文化団体は5000を超えている。
さらに、5年前、中国は全国の文化情報共同利用プロジェクトをスタートさせ、優れた文化資源をデジタル化して、各世帯向けに配信するサービスも始めた。このプロジェクトは2010年までに、こうしたサービスを拡大して、すべての県と郷・鎮をカバーするネットワークの構築を目指している。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年10月14日