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「嫦娥一号」、打ち上げ成功後もなお三つの関門が

中国初の月探査衛星「嫦娥一号」は24日午後6時5分、西昌衛星打ち上げセンターからの打ち上げに成功した。国防科学工業委員会月探査プロジェクトセンターの専門家は昨日、記者の取材に応じた際、打ち上げの成功は、月探査の最初の一歩を踏み出したと言えるにすぎない。『嫦娥一号』は今後1カ月間に、次の三つの関門を越えることができてこそ、初めて中国の月探査プロジェクトの最初の飛行の成功を宣言できるのだと語った。

一、 地球軌道から月へ向かう軌道へのシフト

「嫦娥一号」の打ち上げ後、地球軌道を数日間周回してから、地球から38万キロ離れた月へ向かう軌道にシフトする。一回で成功しなければならないので、今回の月探査にとってカギとなるプロセスと見られている。

二、 月に近づく際の減速

「嫦娥一号」は約116時間の飛行を経て月に近づく。月の軌道に入るため、「嫦娥一号」は減速しなければならない。もし、なにかの誤差があれば、「嫦娥一号」は月とすれ違うか、月にぶつかることになる。

三、 探査データの伝送

月の軌道に入った後、「嫦娥一号」はさらに2回減速し、楕円形の軌道から予定された探査軌道に入る。数日のテスト運行を経たのち、衛星に搭載されているすべての設備が稼動し始める。探査データを成功裏に地球に伝送できることになれば、「嫦娥一号」の飛行が成功したことを宣言できることになる。

「チャイナネット」2007年10月25日

 

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