河南省洛陽市の中国国花園で11日、音楽の「生きた化石」と言われる「十万宮廷楽」の演奏会が行われた。十万宮廷楽は、唐代の則天武后(624~705)が10万両をかけてパトロンとなったのが最初とされ、長い歴史を持つ。後継者不足から次第に消失に向かっており、竜門鎮田山村の一部村民だけがこの貴重な文化遺産を継承している。演奏曲や演奏技術はすべて先祖代々の口伝えで、20代にわたって20曲余りの曲を守ってきたという。村には円笙(えんしょう)、簫(しょう)、笛などの100年以上の歴史を持つ多くの楽器が保存されている。写真は演奏会のオープニングテーマを奏でる演奏者。
「人民網日本語版」2008年2月13日