7月下旬、北京市内の庭園、円明園九洲清晏景勝区が観光客に開放される。庭園整備、橋の修復、遺跡保護、緑化などを経て、20年の歳月を経て開放される九洲清晏景勝区は円明園全体のなかでも最も重要な部分であり、また最も伝統ある部分でもある。今回の開放により、同園全体のうち開放される面積は5分の4を超えることとなる。「北京青年報」が伝えた。
「1988年6月29日の開園の際には、全体の5分の3のみ開放されただけでした。福海西岸より西側の5分の2の面積については開放されませんでしたが、この部分こそ円明園の神髄なのです」。円明園管理処の陳名傑主任はこのように述べている。来月下旬に一般観光客に開放される「九洲清晏」景勝区は円明園の最たる景勝区であり、これにより園内の開放面積は全体の5分の4を超えることとなる。
円明園は広義的に、長春園、綺春園、円明園の3園に分けられ、計約350ヘクタールの面積を有する。既に開放されているのは長春園約67ヘクタール、綺春園約67ヘクタール、円明園の「福海」約67ヘクタール。3園のうち、円明園の多くの部分はこれまで一般観光客に開放されていなかった。
「九洲清晏」景勝区は円明園の西南部に位置し、園内で最も趣きのある箇所とされる。
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