中国における大規模な遺跡の保護および都市建設との調和の取れた発展を促進するために、21日午後、中国国内の歴史文化都市10都市以上の代表および文物専門家数十名が、「大遺跡保護・西安コンセンサス」を採択した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国経済の高成長に伴い、都市化の速度は文化遺産の保護にかつて無い衝撃や挑戦を与えている。とくに大遺跡保護と、土地資源の欠乏における矛盾は日毎にクローズアップされており、都市建設との衝突が明らかになっている。また、伝統的な保護理念と方式が日毎にバランスを崩し始めている。
国家文物局と陜西省政府の共催による「大遺跡保護トップフォーラム」が開催されている間、歴史文化都市である西安、鄭州、杭州、成都、洛陽、無錫、揚州、荊州、安陽、朝陽などの都市の代表、および一部の文物専門家は、「大遺跡の保護と都市の調和的発展の促進」をテーマに、意見を交換し合った。
専門家によると、「大遺跡保護・西安コンセンサス」は、「中国文物古跡保護準則」「都市文化北京宣言」などの理念により形成されたもので、中国の文化遺産の保護理論のシステムが成熟してきていること、また、大遺跡保護の特色が形成されてきていることを表している。(編集WM)
「人民網日本語版」 2008年10月22日
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