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中国の文化・クリエイティブ産業、溢れる活力
発信時間: 2008-12-26 | チャイナネット

 「第3回中国北京国際文化・クリエイティブ産業博覧会」が北京で5日間の日程で開かれ、成功を収めた。「文化・クリエイティブとサービス貿易」をテーマに、交流・貿易取引のための場を新たに設置。全国16省(自治区・直轄市)から1370社が出展し、韓国・米国・日本などから代表団が参加した。

 ■各地の独創文化を余す所なく展示

 展覧会では、四川省、雲南省、西蔵(チベット)自治区、吉林省、天津市、山西省などの特色ある民族文化や独創文化がずらりと展示された。

 吉林省東豊県の農民画は、中国東北地区の農民の生活と仕事の光景を主に表現する、民間の特色に溢れるものだ。東豊農民画院の劉丹院長は冬のオンドル上の一家の生活を描いた「関東三九」、農民の仕事を描いた「漁」「唐辛子の収穫」などを紹介。「農民画は1950年代に文化施設が設置された頃から次第に盛んになった、農民が自らの仕事と生活を絵画を用いて表現する方法で、次第に独自の芸術形式へと発展していった」と説明した。

 天津神界漫画公司のオリジナル劇画「四大名著」にも、多くの来場者が足を止めて見入った。担当者の邵清氏は「オリジナル劇画『四大名著』の制作には200人以上のクリエイターが関わり、完成には6年を要した。原作に忠実であるだけでなく、独自の創意も加えられている、中国の伝統文化と中国のオリジナル漫画の結合の産物」と説明した。

 展覧会には台北文化・クリエイティブテーマ展示区、山西文化展示区、江西紅土地展示区など、地方文化の特色溢れる展示区も設けられ、中国の独創文化をさまざまな角度から余す所なく展示した。

■文化・クリエイティブ産業の将来性を示す成果

 展覧会の運営者である北京貿易促進会によると、今回は各種の協力合意・契約292件、46億8000万ドル相当が締結された。金融危機が猛威を振るう現状にあって、文化・クリエイティブ産業が示す活力には驚くべきものがある。

 特に成約が目立ったのは、山西省、河北省、天津市などだ。山西文化展示区の責任者、山西文化庁産業処の王艶芳処長によると、山西省は初日午前には中国有線電視網絡有限公司、中国移動通信集団山西有限公司、上海文広互動電視公司などと20数億元規模の協力事業で成約した。王処長は「私たちは毎年この展覧会に参加しているが、今年の規模が最大だ。この展覧会は私たちの構想と視野を広げ、交流と交渉の良い場を与えてくれる」と話した。

■外国の大規模な展示区が初登場

 中国の文化・クリエイティブ産業の活力は、米国や日本などの国を引きつけており、こうした国々もその独特な文化の魅力をアピールした。

 中国国際展覧センター2号館で行われた韓国文化・クリエイティブ展は、外国による初の大規模な展示となった。韓国の観光名所・南怡島を背景に、「創意と想像」をテーマにした展示だ。入り口で「南怡共和国」のパスポートを受け取るだけで、中に入り展示を見ることができ、ミニ「南怡共和国」の中では、韓国ドラマ「冬のソナタ」のシーンが再現され、300平方メートルの水面中央のステージでテコンドーの実演が行われた。韓国の著名クリエイターと中国の前衛芸術家による作品の展示コーナー、中韓芸術交流区、中韓兄弟友情島、再活用・再利用展示区なども設けられ、来場者の想像を膨らませた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2008年12月26日


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