第29回国際ダイオキシン会議が24日、北京で開幕した。劉延東・国務委員が祝電を送り、環境保護部の張力軍副部長が会場に駆けつけあいさつした。「科技時報」が25日伝えた。
劉国務委員は祝電の中で、中国は国際社会と共に努力し、二国間・多国間による環境交流や協力を今後も幅広く展開し、難度の高い科学研究・技術に取り組み、その成果を広く応用していくほか、国際環境公約に真剣に取り組み、人類の持続可能な発展の実現に出来うる限りの貢献をするとした。今会議は、残留性有機汚染物(POPs)の対策・削減について、国際交流・協力を強化し、人類社会の繁栄と発展を促すために積極的かつ深遠な影響を与えるものとなる。
科技部・中国科学院・国家自然科学基金委員会などの部門は80年代以降、数多くのPOPsに関する基礎研究計画やテーマへの資金援助を行ってきた。長年、中国はPOPs管理や関連研究分野で高水準の成果をあげ、国際的な影響力もいっそう顕著になってきている。これまでに収めた成果の大部分は中国における環境保護やストックホルム条約(POPs条約)を実施する上で重要な役割を果たしている。中国の学者のこの分野の研究水準や学術的な影響力も絶えず向上し、POPs研究チームも発足された。
今会議が発展途上国で開催されるのは今回が初めてで、世界45カ国・地域から900人近くのPOPs研究に携わる科学者が北京に集結し、残留性有機汚染物研究の最新状況について交流する。開幕式では寸劇「地球の叫び」が上演された。会議は今月28日に閉幕する。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年8月25日