米First Solar社は9日、中国の関連部門とすでに合意を締結し、今後10年以内に内蒙古自治区・オルドスで世界最大の太陽光発電所を建設することを明らかにした。投資総額は50億から60億ドルに上る。科技日報が14日に伝えた。
このことは、世界第2位の太陽電池メーカーである米First Solar社の中国市場進出を表す。また、米国の企業が中国の太陽光発電分野に大規模に進出したのはこれが初めて。
同社は、オルドス市杭錦旗エネルギー化学工業基地に、設備容量2千メガワットの太陽光発電所を建設する。プロジェクトの敷地面積は65平方キロメートル。同社はさらに関連の工場も建設し、発電所に必要な太陽電池モジュールや発電パネルを生産していく。
プロジェクトの建設は4期に分かれている。第1期は2010年6月1日に起工し、完成後は30メガワットの発電が可能となる。2期と3期工事ではそれぞれ100メガワット、870メガワットの発電が可能となり、2014年末に完成する見込み。4期工事はさらに規模が大きくなり、1千メガワットの発電が可能になる。2019年末に完成する見込み。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月15日