海底ケーブルを専門に生産する中国のハイテク企業「中天科技海底ケーブル有限公司」がこのほど、UJ(ユニバーサル・ジョイント)コンソシアムの認証を獲得した。中国企業が同認証を獲得したのはこれが初めて。これにより、中国が正式に光海底ケーブル市場の扉を叩いたこととなる。中国新聞社が14日に伝えた。
同認証の中国側の担当者である中天科技研究院海底ケーブル研究所の陶新華・所長(教授級高級工程師)によると、UJコンソシアムは世界の海底ケーブル業界において権威ある技術プラットフォームであり、メンバーにはフランスのアルカテル・ルーセント、英国のGMSL、日本のKSC、米国のTycoなどが並ぶ。光海底ケーブル製品が国際市場に進出するにはUJ認証が不可欠だ。
統計によると、世界の海底にはすでに100万キロ以上の光ケーブルが敷設され、沿海の各国につながっている。中国大陸にも18本の海底光ケーブルが青島、上海、厦門アモイ、スワトウなどで接続しているほか、台湾にも国際的なケーブルが数多く接続されている。
中天科技海底ケーブル有限公司は、水深8キロメートルの光海底ケーブルから国際市場に乗り込むという。しかし、陶新華・所長によると、UJ認証を獲得したことは中国の海底ケーブル産業発展において一つの突破点とはなったものの、中国製品が本当に国際的な海底ケーブル市場に入るためにはまだ多くの業務が残っているという。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月15日