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遺伝子組換え新品種の産業化
発信時間: 2010-02-10 | チャイナネット

国内企業の準備がまだ 中央1号文書で提起された遺伝子組換え新品種の産業化推進だが、育種専門家は国内の企業側に遺伝子組換え研究の成果を受け入れる準備が整っていないと指摘する。第一財経日報が9日伝えた。

農業部は昨年11月、遺伝子組換えイネ2種類と遺伝子組換えトウモロコシ1種類の安全証書を承認し、うち中国農業科学院バイオ技術研究所が栽培した遺伝子組換えトウモロコシ「BVLA430101」は山東省での生産認可が下りた。安全証書の発行は、大規模な商業化栽培までそう遠くないことを意味する。

中国農業科学院作物研究所の張世煌研究員によると、安全証書を取得した遺伝子組換えトウモロコシは中国が独自の知財権を持つものの、企業による大規模な普及にはまだ時期尚早で、多くの条件を満たしていない。遺伝子組換え新品種の産業化という目標は正しいが、今はまだ多くの課題が残っている。遺伝子組換え新品種の産業化を全面開放してしまえば、外資の種子企業に有利になってしまうだろう。

「人民網日本語版」2010年2月10日

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