1956年に開店してから現在までの61年間、付近の住民たちは用がなくても店の主人を訪ね、おしゃべりをしてきた。客と主人は売買の関係というよりも、同じ屋根の下で暮らす友達のような関係である。主人は、「この店を手に入れてから、基本的に全く改装してないよ。店の中は柱が多くて、改装しにくいんだ」と言う。いっそのこと、当初の姿をずっと維持したほうがいいと思ったようだ。今ではとても個性的な店になっている。