5.赤いパイナップル:またの名をバラパイナップルと呼ぶ。アメリカの食品薬品管理局の許可によりデルモンテによって生産された。売り出されると、たちまち消費者の熱い支持を得た。赤いパイナップルはコスタリカで栽培される、遺伝子組み換え食品である。デルモンテは、パイナップルの遺伝子にミカンの遺伝子を加え、色素の合成式を変えた。それにもかかわらず、パイナップルの味がさらに際立つものとなった。EUでは遺伝子組み換え食品を禁止したため、2008年からフランス市場ではほとんど見かけることのない特別なフルーツとなったが、EU市場進出も不可能ではないようだ。2016年3月より、フランスでは徐々に赤いパイナップルが見かけられるようになった。赤いパイナップルの代理店が、フランス人消費者がこの遺伝子組み換え食品を好むかどうか確かめているようにも見える。