中国の原発輸出の「国の名刺」と言える存在の華竜1号は現在、原発市場で受容度が最も高い第3世代原子炉の一つであり、中国の原発の革新的発展における重大かつ象徴的な成果だ。中核集団は現在、国内外で華竜1号を6基建設中だ。建設工事の安全性と品質はしっかりとコントロールされている。
2015年5月7日の着工から、今月27日の発電・送電に至るまで、華竜1号世界初号機プロジェクトは着実に推進され、安全性と品質がコントロールされていた。2000日以上に渡り1万人近くの原発産業関係者が、国産第3世代原子炉の発展のため努力奮闘し、国産化原発発展の成功への道を歩んできた。整った独自の型式基準体系を形成し、すべてのコア部品の国産化を実現し、国産化率が85%以上に達し、完全に量産化の能力を備えた。また中核集団は58社の国有企業と協力し、140社以上の民間企業と連携し、産業チェーン川上・川下の5000社以上をけん引し、共に411台のコア設備の国産化を実現した。700件以上の特許、120件以上のソフトウェア著作権を取得し、1件の国際原発基準を策定。原発の事前準備、設計、設備、建設、デバッグなどの全期間をカバーし、華竜1号の量産化と海外進出を力強く支えた。
今回の発電・送電は中国原発業界の競争力を大幅に高めると同時に、エネルギー構造最適化、グリーンで低炭素な発展の促進、国内と国外の2つの循環が相互に促進し合う新たな発展局面構築の促進に対して重要な意義を持つ。発電ユニットからの送電後、さらに各出力プラットフォームの各種試験とフル出力モデル稼働のテストを行う。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月28日