今年33歳の阿布都熱依木・艾山さんは庫木庫薩爾郷の農民画の画家の1人である。2009年、彼は地元で「中国10大農民画画家の1人」と称される熱合曼・皮爾孜さんから絵を学び、2年後に自分の作品を販売するようになった。艾山さんは、「農作業の合間に絵を描き、毎月だいたい10作品を制作できる」と話す。以前は完成した作品を妻が観光地に持って行き販売し、毎月平均5~6点売れ、月収は2000元前後だったが、現在は少し変わったという。
2015年、麦盖提県は画郷観光区を基礎にグレードアップ改造を行い、初の博物館を建設し、農民画を含む刀郎文化の魅力を集中展示した。また、精品工芸品展示区を設置し、農民画を展示販売した。政府の統一計画のもとで、現地の農民画の販売価格は全体的に上昇し、1点200~300元だったのが800~1000元になり、艾山さんの収入も大幅に増加した。