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japanese.china.org.cn |12. 02. 2022 |
中国、年内に宇宙ステーション建設を全面的に完成へ
中国航天科技集団は9日、「中国宇宙科学技術活動青書(2021年)」についての発表会を開催しました。同集団宇宙開発部の馬濤副部長は席上、「2022年には有人宇宙ステーションプロジェクトの重要な打ち上げ任務を6回実施する。宇宙ステーションは軌道上での組み立てを完了させ、建設を全面的に完成させる」と説明しました。
同発表会ではまた、同集団宇宙科学技術グループ五院宇宙ステーションシステムの柏林厚副チーフデザイナーが宇宙ステーションの建設の進展状況について「2022年4月には神舟13号の乗組員3人が宇宙での6カ月間の滞在を終えて帰還する。その後、宇宙ステーションの重要技術の検証状況についての全面的な評価を行う。評価結果が要求を満たせば、建設段階に入る」と述べました。
中国が建設中の宇宙ステーションの完成予想図
中国の宇宙ステーションミッションには、重要な技術検証、建設、運営の3段階があります。「青書」によれば、現在までに中国宇宙ステーションの重要な技術検証の段階は基本的に完了しており、今後の軌道上での組み立てと建造のための基礎は築かれたとのことです。
柏氏は「建造段階において、天舟4号貨物輸送宇宙船、神舟14号有人宇宙船、問天実験モジュールI、夢天実験モジュールII、天舟5号貨物輸送宇宙船、神舟15号有人宇宙船の計6基の宇宙船を順次打ち上げる」と紹介しました。さらに、「宇宙ステーションに飛行士が滞在する状況において、実験モジュールI、実験モジュールIIとコアモジュールとのドッキングと転位を完了し、最終的に宇宙ステーションの建設を完了する」とのことです
「中国国際放送局日本語版」2022年2月12日