「面雕」の伝承者、指先の技術で魅了

写真はCFPより

　貴州省遵義市綏陽県大路槽郷で8日、詹躍さんが「面雕」作品に手を入れた。

　面雕は伝統的な小麦粉もしくは最近の樹脂粘土を使い、捏ね、着色し、形作るといった工程を踏まえて作られる。もみ、つまみ、こするといったさまざまな技法を用いる。その作品は本物さながらで、色鮮やかだ。

　貴州省遵義市綏陽県出身の詹躍さん（34）は食品彫刻家であり、また面雕無形文化遺産県級伝承者でもある。その職業の特殊性により、詹さんは食品彫刻のデザインと技法、若者が好むアニメなどの題材を面雕の創作に導入している。作品の視覚効果をさらに高め、消費者から好評を博している。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年10月9日