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japanese.china.org.cn |14. 07. 2023 |
第1回蘭花賞のエントリー者が発表
第1回蘭花賞情報発表会会場
第1回蘭花賞の情報発表会が7月12日、北京市で開かれ、蘭花賞のエントリー者とロゴマーク、選考表彰作業の状況が発表された。
発表会では第1回蘭花賞にエントリーされた30人が発表され、これを基礎に、終身栄誉賞1人、傑出成果賞1人、友好使者賞1人が選ばれる。
「蘭花賞」の名前の由来
中国外文局の陸彩栄副局長
中国外文局の陸彩栄副局長は発表会で、古代の文人は友好を「蘭交」と喩えた。蘭の花は高貴の象徴で、正義の化身とされている。数千年にわたり、蘭の花文化は中華文化の重要なシンボルの1つである。また、世界の名花でもあり、これらの要素を考慮し、「蘭花賞」と命名された。
蘭花賞は他の同類の国際的な賞と何が違うのか
蘭花賞と中国政府友誼賞、中華図書特殊貢献賞などの同類の国際的な賞の違いについて、陸彩栄氏は、蘭花賞は「大文化」分野に及び、文学、芸術、映像、出版、翻訳、教育、科学技術、衛生、メディア、特色文化、デジタル文化、人文交流活動などに限らないと強調した。
蘭花賞は中国と諸外国間の文化交流や文明相互学習に貢献した外国人または機関を表彰し、グローバル文明イニシアチブの内容に合致し、民間性・国際性・時代性という特徴を備える。
蘭花賞のロゴマークのデザインコンセプトは
第1回蘭花賞審査委員会の副主任委員を務める中国美術家協会主席の范迪安氏
蘭花賞のロゴマーク
第1回蘭花賞審査委員会の副主任委員を務める中国美術家協会主席の范迪安氏は、蘭花賞のロゴマークのデザインを発表し、その文化的要素を解読した。范迪安氏によると、ロゴマークは「蘭の花」を主体とし、広げた「手」で創造を表し、舞う姿と書画の上品さを取り入れ、中国文化の魅力、革新精神、民族の自信を象徴している。ロゴマークは中央美術学院チームがデザインした。
蘭花賞のエントリー者はどのように決まったのか
蘭花賞秘書処秘書長を務める中国外文局副編集長の陳実氏
蘭花賞秘書処秘書長を務める中国外文局副編集長の陳実氏は、蘭花賞の選考作業の全体状況を報告した。
中国が打ち出したグローバル文明イニシアチブを実行し、平和・発展・公平・正義・民主・自由な全人類共通価値を推し広め、人類運命共同体を構築するための人文基礎を打ち固め、中国と諸外国間の文化交流・文明相互学習を促すため、中国外文局は蘭花賞を設立した。
2022年8月、第1回蘭花賞募集公告を発表し、期間中に314人(回)、33機関の応募があった。アジア、欧州、アフリカ、北アメリカ州、南米、オセアニアの6大陸約60カ国・地域に及んだ。蘭花賞は終身栄誉賞、傑出成果賞、友好使者賞の3部門を設置。
蘭花賞は毎年一度選ばれ、次回の募集作業は第1回蘭花賞の授賞式に始まる。
第1回蘭花賞のエントリー者(部門別、アルファベット順)
終身栄誉賞3名:
Rashid Alimov(タジキスタン)
Chao-Yeh Chia-Ying Florence(カナダ)
Joseph W. Polisi(米国)
傑出成果賞9名:
Flora Botton Beja(メキシコ)
Malcolm Clarke(英国)
David Ferguson(英国)
Phinij Jarusombat(タイ)
Tiziana Lippiello(イタリア)
Thomas Rabe(ドイツ)
Essam Sharaf(エジプト)
Maxime Vivas(フランス)
Frances Wood(イギリス)
友好使者賞18名:
Martin Azzopardi(マルタ)
Fatma Ahmad AbdullaAlbastaki(アラブ首長国連邦)
Laurence J. Brahm(米国)
William Neil Brown(米国)
Cu Thi Thuy Lan(ベトナム)
Dino Patti Djalal(インドネシア)
Carrillo Gantner(オーストラリア)
Taras Ivchenko(ロシア)
Zafar-Ud-Din Mahmood(パキスタン)
Andrew T. Mok(米国)
Roza Isakovna Otunbayeva(キルギス)
Luis Antonio Paulino(ブラジル)
Alicia Relinque(スペイン)
Justyna KatarzynaSzpakowska(ポーランド)
竹内亮(日本)
Roula Tsokalidou(ギリシャ)
Yang Yongju(フランス)
YChina Media(イスラエル)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月14日