1959年1月2日、旧ソ連は人類史上初の月探査機「ルナ1号」の打ち上げに成功した。
打ち上げに使われたのは当時最先端の水準を誇ったキャリアロケット。もっとも、このロケットは歴史的な貢献は大きいものの、技術的にはまだ未熟な部分も多く、ルナ1号の前に月探査機の打ち上げに3度にわたって失敗するなど、成功率はとても低かった。
ルナ1号は打ち上げ後、地球軌道には停泊せず直接月へと向かった。2日目、ルナ1号は月面から5995キロメートルの上空をかすめ、太陽を回る軌道に入った。予定されていた月面への命中は、同年9月4日の「ルナ2号」による月面「晴れの海」への命中まで持ち越されることとなった。
ロシア宇宙開発局がさきごろ発表した月探査計画によると、ロシアは2025年までに有人月面着陸を実現、2027年~32年には月面基地の建設を行う予定だ。
「人民網日本語版」2007年10月24日