中国初の月探査衛星「嫦娥1号」は巡航姿勢を保ち、24時間周期で軌道を回りながら、次の加速のタイミングを待っている。各システムの状態は良好で、高エネルギー・低エネルギー粒子観測器も正常に作動している。北京宇宙飛行制御センターが27日、明らかにした。
嫦娥1号は北京時間26日午後5時33分に最初の近地点軌道変更に成功し、遠地点約7万キロの24時間周回軌道に移動した。この軌道で地球を3周した後、29日に2度目の近地点軌道変更を行う。
27日未明には衛星上のVLBI電波源が作動し、地上4局によるVLBI観測が本格的に始まった。各局のデータによると、現在衛星は全体的に良好な状態にある。
「人民網日本語版」2007年10月28日