北京宇宙飛行制御センターはさきほど、月探査衛星「嫦娥一号」が11月5日11時37分に計画通りに減速を行い、月の軌道入りに成功したことを明らかにした。
地球から月へ向かう軌道を114時間も飛行した「嫦娥一号」は、11月5日11時ごろ、月周回軌道の捕捉点に到達した。北京宇宙飛行制御センターの指令で減速し、一周12時間の楕円形の月周回軌道に入った。今回の減速は難度が高く、重要な節目の一つと見られている。難関を突破した「嫦娥一号」は、中国初の月周回衛星となった。
「チャイナネット」2007年11月5日