1971年1月29日、周恩来国務院総理は国家体育運動委員会の責任者と会見した際、中国卓球協会と日本卓球協会との会談および中国卓球代表団が日本に赴いて第31回世界卓球選手権に参加することについて、重要な指示を行った。
3月19日から5月6日にかけて、中国卓球代表団一行60人が団長の趙正洪氏の引率のもと、日本の名古屋で開催された第31回世界卓球選手権に参加し、「ピンポン外交」の新しいページを切り開いた。
1979年10月25日、IOC執行委員会会議が日本の名古屋で開催され、この会議で、IOCにおける中華人民共和国の合法的地位を回復させる決議が全会一致で可決された。同会議で、中華人民共和国オリンピック委員会は中国における全国的なオリンピック委員会であり、台北に設置されているオリンピック委員会は中国オリンピック委員会の地方機関としてIOCに残ることになったが、それまで使っていた歌と旗を使用してはならないことが確認された。同決議はその後IOCのメンバーの信書による可決の形で批准されることとなった。
「チャイナネット」 2007年3月