日本の宝と呼ばれる芸術団体、宝塚歌劇団は9月20日から22日にかけて、中日国交正常化30周年を記念する文化交流イベントの一つとして、北京で、中国の有名な説話「梁山伯と祝英台」を基本にした舞踊劇、「蝶・恋(ディエ・リエン)」を公演する予定だ。
主催者の中国対外演出公司の説明によれば、1941年に創設された日本の宝塚歌劇団は女優のみで構成されていることで有名である。同劇団は花組、月組、雪組、星組、宙組という5つのグループからなり、女優は計400人。今回の中国ツアー公演を引き受けた星組は宝塚歌劇団において最も若いグループで、近代的なミュージカルに長じている。
演出の植田紳爾氏の話によると、同劇団の月組は1999年に中国を訪れた際、中国のマスコミと民衆に歓迎され、高い評価を博した。星組が公演した「蝶・恋」は宝塚歌劇団が今回の中国ツアー公演のために製作したものである。
宝塚歌劇団は前身が女性芸術家を養成する宝塚芸術学校。これまで、同劇団は16カ国延べ124ヵ所で公演を実施し、世界において創設以来、公演の回数が最も多い劇団となっている。
同劇団はすでに上海で公演を行ったが、北京公演後、広州へのツアー公演に就く予定だ。
「新華ネット」2002年9月18日