5月2日から6日にかけて、2007年第4回国際ギャラリー博覧会が北京国際貿易センターで催されることになっている。
国際ギャラリー博覧会は中国で最高レベルの、規模が最大の芸術品の展示および取引の場である。今回の博覧会にはより多くの海外の優れたギャラリーにも参加してもらい、より多くの質の高い芸術品を展示する同時に、内外の優れた展示企画者と芸術家をより多く招請し、この年一度のギャラリー博覧会が芸術家、ギャラリー、収蔵家、芸術愛好者が交流し合う芸術の盛会となることを目指している。今年は20の国および地域の120の著名なギャラリーが展覧会に出展することになっている。その中には、ハワード・グリーンバーグ、マルボロ・ファイン・アート、ケウェニッグをはじめとする欧米のトップクラスのギャラリーと、イスラエルのビエンスギャラリー、インドネシアの林大ギャラリー、メキシコのギューレロ・ギャラリーなど著名な新興ギャラリーも含まれる。
第4回国際ギャラリー博覧会は、ギャラリー展観、テーマ別展観、映像空間、芸術フォーラム、外郭イベントなどの五つの部分に分かれて、特色のある展観とイベントが催されることになっている。
内外のギャラリーからの申し込みが多いこともあり、今回の博覧会では、国際貿易センター二階の展覧ホールを増やし、展観の総面積は約13000平方メートルに達することになる。二階の展覧ホールでは特別展が催され、6人の国際的に名の知られた展観企画者に6人の芸術家を推薦してもらい、芸術家一人あたりに80平方メートルのスペースが提供され、展観企画者と芸術家がテーマ別展観の表現の内容と様式の要求に基づき作品を準備し、展示することになっている。
2007年第4回国際ギャラリー博覧会のもう一つの重点として、「総合メディア芸術国際実験室およびフォーラム」がある。二階の多目的ホールで四日間にわたる映像特別上映イベントが催され、国際的に知名度の高い芸術祭を紹介し、その推薦された作品と中国の新世代の著名な芸術映画監督の作品を上映することになっている。企画者や芸術家たちによるシンポジウムと交流も企画されている。
毎年の5月は、北京の芸術イベントが盛んな時期である。国際ギャラリー博覧会のほかに、著名な芸術集積地として「798」でも798芸術祭が催され、同時に多くのオークションも通常この時期に行われる。世界諸国からのアート愛好家とコレクション・マニアたちは、中国国際ギャラリー博覧会とともに楽しいアート・バケーションを過ごすことになるだろう。
背景資料:中国国際ギャラリー博覧会(CIGE)について
中国文化部に認可された中国国際ギャラリー博覧会は、「国際性、専門性、将来性」を旨として、完全に画商、ギャラリーが参加するもので、現在中国で最高レベルの国際芸術博覧会である。
2004年4月22日から26日にかけて、第1回中国国際ギャラリー博覧会が北京で開催された。この博覧会にはアジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸の69のギャラリーおよび約3万人の観客とコレクション・マニアが参加し、その場での成約額は数千万元に達した。その成功は、中国のアート市場が国際アート市場とリンケージしたことを示し、中国のアート市場の新たな紀元を切り開くことになった。
2005年5月2日から5日にかけて、第2回中国国際ギャラリー博覧会が開催され、参加者も103の展観参加機構、94のギャラリー(15の国および地域からのもの)、17の共催メディア、2のオークション機構に増えた。アジア全体で最も影響力のある国際博覧会となった。
2006年4月12日から16日にかけて開催された第3回中国国際ギャラリー博覧会には、アメリカのマルボロ・ファイン・アート・ギャラリー、フランスのローレン・ゴーダン・ギャラリー、韓国の国際ギャラリーと現代ギャラリーを含む、世界の17の国および地域の97のギャラリーが参加した。著名なギャラリーとそれに伴うハイレベルのアート作品によって、今回の博覧会は「国際性、専門性、将来性」の主旨により一層合致するものとなっている。
第4回中国国際ギャラリー博覧会の主催者は北京中芸博文化伝播有限会社で、多言語ネットワークによる特別サポートはチャイナネットが引き受け、ネットワーク独占中継は「第一ビデオ」。
「チャイナネット」2007年4月30日