在日華人芸術家の呉汝俊氏主演による新京劇「七夕物語」が8日、日本での巡回公演を終えた。合計何万人もの日本人が観劇し、中日友好のために大きな効果があった。
「七夕物語」は、中国の伝説にある牽牛と織姫の悲恋物語であり、呉汝俊氏が織姫を、天津京劇院の王平副院長が牽牛を演じた。新京劇として、「七夕物語」は若者の観客を惹きつけるために諸方面で新たな試みを行っている。主旋律は呉汝俊氏創作の京胡で演奏されるポピュラー音楽「七夕」であり、織姫役の節回しは昆曲の特徴を帯び、現代の踊りをも交え、バレーの要素も含まれている。こうした改革もあり、新京劇は若者に受け入れやすいものとなった。
「七夕物語」の熊本、福岡、大阪、東京など各地での巡回公演は成功を収めた。日本の観客にはセリフが分からないが、字幕や俳優たちの優れた演技を通じ、牽牛と織姫の悲恋物語に非常に感動して、熱烈な拍手が起こった。
今年は中日国交正常化35周年であり、中日文化・スポーツ交流年でもある。巡回公演の後、呉汝俊氏が記者のインタビューに答えた際、今回の公演は中日両国間の京劇の「カササギの橋」となり、両国国民の友情を深めるために行ったと語った。
「七夕物語」の中で、中国京劇院の劉学欽氏と寇春華氏がそれぞれ牽牛の兄と義理の姉を演じ、もう一人の在日華人芸術家の殷秋瑞氏が忠誠な牛を演じた。
「チャイナネット」2007年10月9日