4月2日の夜、マレーシア中華大会堂連合総会(華総)総会長の林玉唐氏は、鄭和の遠洋航海600周年記念巡回座談会の席上でスピーチし、鄭和の平和外交は中華文化の徳を以って人を服させる精神に合致しており、更に一部の人が言うところの「中国脅威論」を覆すに足るものだと語った。
林玉唐氏は、鄭和とマラッカ王朝との交流はマレーシア中国両国発展の長い歴史の流れの中の一大事件であり、「鄭和の生涯の事跡と遠洋航海という歴史的事実は、マレーシアの学者がマレーシアと中国の関係を研究する場合の重要なテーマである」、と語った。
鄭和が600年前に7回も厖大な船隊を用いて航海することができたのは、東方の人々の栄光であり、また中国古代文明の成果である。鄭和は200余艘の船舶、2.8万人の将兵を率いて西洋を航海したが、その船隊は世界で最も早期の遠洋船隊であり、絶対的な武力であらゆる国、地域を征服することもできた。しかし、鄭和船隊は征服などせず、彼の経由地では、平和と友好の精神によってそれらの国との親交が結ばれたのである。これは、明らかに中国の平和的外交を示してあまりある」、と林玉唐氏は指摘した。
「チャイナネット」2005年7月1日