鄭和の遠洋航海六百周年の年に、内外の専門家、学者は、鄭和の「海のシルクロード」は張騫の「陸のシルクロード」の発展であり、特に経済貿易の急速な発展により伝統的なラクダに乗り砂漠を行く「陸のシルクロード」を越えたとの認識を明らかにしている。
南京大学歴史学科の範金民教授は、鄭和の「海のシルクロード」は、蘇州を中心とする官営シルクロードの発展を促したと認識している。
東南アジアの鄭和研究者は、鄭和の「海のシルクロード」は、海外の人々の衣食問題を改善したとの見解を示している。当時、東南アジア各国の人々は中国のシルク製スカートが非常に気に入ったと伝えられ、今でも依然としてその伝統が遺留されている。さらに重要なことは、中国生糸の伝播によって、東南アジアの国々にシルク製品工業の発展を促進したことである。鄭和の遠洋航海は中国とアジア各国家間の「海のシルクロード」を発展させ、中国とアジア各国間の国際貿易を新たな発展段階に押し上げたことである。
文物専門家は、鄭和の「海のシルクロード」は中国のシルク文化を伝播し、「陸のシルクロード」に次ぐ人類の進歩に対する偉大な貢献であり、深い影響を及ぼしたと評価している。
「チャイナネット」2005年7月1日