鄭和は内外でその名前で命名された場所が最も多い歴史上の人物の一人である。雲南省鄭和研究会副会長、鄭和研究専門家である徐克明氏は、40数年に及ぶ実地調査と収集の結果、鄭和と命名された場所の数は146カ所に上ることが判明している。
鄭和の出生地雲南で、鄭和或いは三宝の名で命名されている所には鄭和公園、鄭和故居、鄭和記念亭、鄭和碑林、鄭和文化公園、鄭和小区、鄭和和秀巷、鄭和武校、三宝楼などがある。
中国の他の省、市及び香港、澳門(マカオ)地域には、北京三宝胡同、三不老胡同など、南京には鄭和墓、宝船造船所遺跡、馬府街など、江蘇太倉には鄭和記念館、鄭和路など、台湾には台湾人民が鄭和を記念して命名した鄭府聖侯、三宝姜など、香港には鄭和遠洋航海壁画、鄭和宝船模型などがある。
海外で鄭和と命名された場所は遠洋航海で立ち寄った国の至るところにあり、三宝廟、三宝洞、三宝井のほかに、インドネシアの首都ジャカルタ公園内からは鄭和砲4門が出土しており、その町の名は三宝壟と命名されている。ジャワには三宝墩、バリ島には三宝厨師廟が建造されている。ソマリアのモガジシオには鄭和村という小村があり、ブラワ市には鄭和屯がある。スリランカには鄭和布施碑があり、インドには三宝記念碑などがある。
「チャイナネット」2005年7月1日