1960年、上海天馬映画制作所によって制作・発行されたもの。監督:謝晋
1962年第1期百花賞の最優秀映画、最優秀映画監督、最優秀主演女優、最優秀共演者などの4つのグランプリを光栄にも獲得した。
映画『紅色娘子軍』は「革命の教科書」と言える――映画は海南島椰林寨村の悪徳地主南覇天の女召使い呉瓊花さんが赤色女性中隊に参加し、そして最後にプロレタリア階級の前衛戦士になったことを描写したものである。映画は呉瓊花さんという典型的なイメージを描き出し、呉瓊花さんを演じ、初めて映画にデビューした上海演劇学院4年生の祝希娟さんもそのために最優秀主演女優賞を射止めた。
映画脚本の中のもとの呉瓊花さんと共産党の代表者洪常青さんとの間の愛についての描写は、映画の制作過程の中でとうとうカットしてしまったが、観客はそれでも映像を通して2人の愛の存在を見て取ることができた――これもほかでもなく新中国の映画の独特な「赤い愛情」であった。
「チャイナネット」 2009年8月27日