雲南省騰沖火山国家地質公園は雲南省南西部の騰沖県と梁河県の域内にある。地質公園は古火山地質遺跡とともに存在する地熱泉を特色とし、面積は750平方キロ。観光、保養、学術調査を一体化したところでもある。
公園には火山が97カ所もあり、そのうち、完全な形で保存されているのは25カ所。さまざまなパターンの火山ピトン、噴火口、溶岩台地、溶岩の流れが固まって水の流れをふさいでできた湖沼などの火山地形が目立ち、すばらしい火山観光スポットとなっている。
これらの火山は340万年前から1万年前の間に形成されたもので、そのうち1万年前に形成された火山が4カ所もあり、休眠火山もある。長期にわたる地質の進化によって、何回もマグマを噴出したため、数多くの地質遺跡が残っており、美しい自然景観となっている。騰沖火山とともに存在する地質現象がたくさん目につき、色彩が艶やかで、世界でも稀である。
「チャイナネット」2006/11/14