四川省海螺溝国家地質公園は青海・チベット高原東南部の果て、大雪山山脈中部区間のコンガ(貢嘎)山の東側斜面にある。東から西への長さは約29.5キロ、南から北への幅は約17.9キロ、面積は350.3平方キロ。現代氷河、温泉、高い山、峡谷を主な特色とする。
主峰コンガ山の海拔は7514メートル、「蜀山の王」と「天府一の山峰」、世界で11番目の山峰である。頂上はピラミッドの形をしている。コンガ山の主峰、無名峰、三連峰などが分水嶺の上に並び、美的価値と観賞の価値がある。
2億2000万年前に古代の大雪山脈が形成され、約130万年前、現在の大渡河、雅礱江渓谷が形成された。それと同時に、高山地帯では氷河が生成した。
地質公園には現代氷河のほか、熱鉱泉群および完全な形で保存されている第四紀古氷河遺跡がある。氷河と熱泉が共存する奇観は世界じゅうに注目されている。
「チャイナネット」2006/11/14