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北京・天津に吹いてくる砂嵐の発生源地域の整備が25%完成

8月末現在、投資総額558億元で、2000年から試験的に着工された砂嵐発生源地域の整備プロジェクトはすでに88億元相当の作業を完成し、総目標の25%を達成した。七分の一の荒れ地に植生が植えられ、北京・天津及び周辺地帯の砂嵐の害を効果的に減らすことに成功している。

国家林業局筋の胡培興氏によれば、プロジェクト実施3年来、華北地区(河北省、山西省、内蒙古自治区、北京市、天津市)の砂嵐発生源区域の生態系環境は目に見えて改善され、草や林などの植生カバー率は10~20%高まり、緑がいっぱいの景観となっている。6月末現在、3389万ムー(15ムーは1㌶)の林業プロジェクトを実施し、1611万ムーの草地を整備し、節水および水利付随施設を2万カ所あまり完成した。それと同時に1万人あまりの人たちが生態系の悪化している地域を離れた後、その地域での伐採などを禁じて造林に力を入れ、すばらしい成果を上げている。

昨年同期に比べ、今年1~5月の北京市の大気中の浮遊粒状物質は28.1%減少し、浮遊粒状物質総量が48.9%低下し、大気質が著しく好転した。北京の地表侵食状況も改善した。観測によると、昨年の密雲ダムへの土砂流入量は2.5万㌧減少し、2002年における北京の市街区の砂塵降下量は2001年より13.2%減少した。これは北京市の砂嵐の害が低下したことを示すものである。

北京・天津に吹いてくる砂嵐発生源地域の整備範囲は、西は内蒙古の達茂旗、東は内蒙古のアルコルチン(阿魯科爾沁)旗、南は山西の代県、北は内蒙古の東烏珠穆沁旗に及ぶもの、総面積は45.8万平方㌔で、北京、天津、河北、山西、内蒙古の75県(市・区・旗)をカバーするものである。

「チャイナネット」2003/09/25

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