中国西北部新疆ウイグル自治区の中心地ウルムチで4日開かれた全国草原保護活動会議によると、新しく修正が加えられた「草原法」など法律法規と政策の実施により、中国の草原保護活動が著しい成果をあげている。
いま、中国で実施されている草原保護制度は、草原と家畜に対する協調的管理を強化し、全国の放牧禁止面積を3000万ヘクタールにまで拡大しているが、今年、国は600万ヘクタールもの林地回復作業を実施しているほか、草原での災害防止能力は向上し、各地関係部門も草原保護に力を入れるようになった。
農業部の尹成傑副部長は、ウルムチでの会議の席上、「中国の草原保護活動はここ数年著しい成果を収めたが、いまの情勢は尚も深刻であり、草原の不毛化と過度的な放牧など問題解決に一層力を入れ、関係者の養成にも尽力しなくてはならない」と強調した。
「CRI」より 2004/08/05