世界気象機関(WMO)は近く、砂嵐の観測・予報に関する各国間の協力強化を目指す「砂嵐国際計画」をスタートさせる。中国の研究者は「沙塵暴」と呼ばれる国内の強い砂嵐について優れた研究実績を上げており、同計画での重要な役割が期待される。
これに関連して、中国気象局の秦大河局長は12日に北京で開かれた「国際砂嵐学術シンポジウム」で、「中国の各部門は気象観測ステーションを合わせて3千カ所以上設置している。衛星・レーダー・航空機など多様な観測手段との連携により、『沙塵暴』の立体的かつ動態的な観測が可能だ。中国の各クラスの気象ステーションにとって『沙塵暴』の観測と予報は、すでに日常業務の一つとなっている」と述べた。
「人民網日本語版」2004年9月13日