中国環境監測本部は13日、黄砂現象・砂嵐監査システムのデータ分析結果を発表した。中国北部地域では昨年、甘粛省河西地域を除き、黄砂現象・砂嵐の発生源やその通過ルート上の生態環境の水準に大きな変化はなく、一部地域では改善が見られた。今春の発生規模は全体的に小さくなる見通し。大規模で強い砂嵐は減少すると見られる。甘粛省河西の一部地域での発生回数はある程度増加し、黄砂現象は今年西部で多く発生し、東部では少ないことが予測される。
中国気象局はこのほど、中国北部地域の黄砂現象・砂嵐発生に関する会議を開催した。会議では海洋での状況、ジェット気流の異常、北部地域の気候などを分析し、今春の黄砂現象・砂嵐の発生回数は例年並か少なめとの見方で一致した。
「人民網日本語版」2005年1月14日