20頭の南アフリカアザラシがこのほど大連から海南省の省都海口市の美蘭国際空港に運ばれ、同日、海南省東南部の万寧にある観光スポット「海底世界」に運ばれた。この地で国内初の海洋野生動物生態パークが建設されることになっている。
関係筋によると、これらのアザラシは「海底世界」で観光用として放し飼いされるため、専従の係員によって保護、飼育されている。春節(2月9日の旧正月)期間にはさらに80頭のアザラシと50頭のアシカやオットセイなどがそれぞれアメリカ、南アフリカ、中国の大連などから運ばれてくる。ここで海洋野生動物生態パークをつくることは大陸部における水族館の限界を突き破ることになろう、と語った。
近年、海南省は毎年春節の7日間の連休になると、大陸部からの観光客でどこも人でいっぱいになる。今年の春節は、観光客が海南省の熱帯風景を堪能するだけでなく、これら最も原始的かつ極自然な生存状態にある海洋動物の姿を観賞することができるようになった。ここの野生動物生態パークは海湾の海辺にあり、イルカ、ウミガメ、サメの群れおよび大きな群れをなすさまざまな胴体の大きな熱帯海洋魚類が生息している。
「海底世界」は海南省万寧の神州半島にあり、パーク全体は海上アミューズメントエリアと陸上バカンス・リゾートエリアに分けられている。海上アミューズメントエリアはさらにレジャーエリア、海底魚類観賞エリア、桟橋観賞エリア、天堂島の四つの部分からなり、面積は約137ヘクタール。
「チャイナネット」2005/02/08