今年江蘇省塩城の国家クラス珍鳥類自然保護区に越冬のため飛来したタンチョウヅルは1200羽以上に達し、世界のタンチョウヅル野生種の60%以上を占めている。
中国大陸東部の黄海の干潟にある江蘇省塩城国家クラス珍鳥類自然保護区は現在アジア最大の沿海地帯の湿地で、海岸線の総延長は582キロ。この自然保護区はタンチョウヅルを主とする希少鳥類およびその生存環境の湿地生態系を保護するためのものであり、全国の17カ所の生物ホットスポットの一つで、ユネスコに「生物保護圏」に指定されている。伝えられるところによると、5年連続して、越冬のためここに飛来したタンチョウヅルは700羽を上回る。
「チャイナネット」2005/02/28