中国が世界銀行の融資を利用して北部の黄土高原で行った水土保持プロジェクトが著しい成果を上げており、これによって黄土高原では、毎年水土流失が累計で6000万トン減少できるという。
黄土高原地区は世界で水土流失の最もひどい地区の1つで、中国は1994年から黄土高原地区で世界銀行の融資を利用して水土保持プロジェクトを実施してきた。このプロジェクトが実施されてから、中国の関係部門と世界銀行はあわせて42億元の資金を投入しており、黄土高原で累計して整備された水土流失の土地面積は92万ヘクタールに達している。これによって、黄土高原での生態環境は著しく改善され、植生のカバー率は大きく伸びている。
「CRI」より2005/04/04