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次期5カ年計画、資源節約型で環境にやさしい社会の構築を強調

このほど公表された『国民経済と社会発展の第11次五カ年計画に関する中国共産党中央の意見』(以下『意見』と略称)は「資源節約型で環境にやさしい社会の構築」を基本的な国策とし、これまでなかった次元にまで高められることになった。

『意見』は第11次五カ年計画期(2006~2010年)において、循環型経済の発展に力を入れ、開発と節約を共に重視し、節約を優先すること、資源消耗の低減、再利用と資源化の原則に基づいて、エネルギー、水、土地、原材料の節約に努め、資源の総合利用を強化し、再生資源の回収利用システムを完備させ、クリーン生産を全面的に普及し、少ない投入、低い消耗、低い排出、高効率の節約型成長のパターンを形成することを目指す。

このほか、『意見』はまた「消耗が多く、汚染がひどく、技術的に立ち遅れた生産工程や製品に対して、強制的淘汰制度を実行し、資源の節約にプラスとなる価格と税収政策を実施する」としている。

『意見』はまた「環境保護に対する取り組み度合を大きくし、とくに“三河三湖”(淮河、海河、遼河と太湖、巣湖、テン池)、三峡ダム水域、長江上流、黄河の上・中流、“南水北調”(南部の水を北部へ引く)プロジェクトの水源地および流域一帯の水質汚濁対策を強化し、農村における汚染の防除を積極的におしすすめ、とくに飲用水の水源を効果的に保護することや環境保護産業の発展に力を入れ、社会において多元化した環境保護産業の投資・融資メカニズムを確立し、経済手段を運用して汚染対策の市場化プロセスを促すことなどにも言及している。

『意見』は着実に生態系を保護し、水源、土地、森林、草原、海洋などの自然資源の保護を強調し、それと同時に生態系補償メカニズムを構築し、「開発者がそれを保護し、受益者が補償をおこなう」原則を提出している。そして、これらの措置は経済・社会の発展と資源環境との間の矛盾の解決にプラスとなり、自然と人間との調和を促すことになるであろう。

「チャイナネット」2005/10/21

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