飛行機による播種造林はすでに我が国の人工造林の重要なやり方となっている。現在、我が国の飛行機による播種で育成した人工林面積は1000万㌶を超え、新中国成立（1949年）以来の造林面積の四分の一を占めるに至っている。

国家林業局筋によると、飛行機による播種は中国東部の荒地の緑化において大きな役割を果したばかりでなく、西部の生態整備においても非常に重要な役割を発揮している。現在、飛行機による造林面積は累計3000万㌶に達しており、そのうち成果が見られる面積は1018万㌶に達している。飛行機による造林で我が国の森林カバー率を1％高め、森林面積と森林蓄積量を増やすために大きく貢献している。

飛行機による播種造林は1956年に広東省で始まり、1959年に四川省で初めて成果を収めた。50年来、飛行機による播種造林は我が国の国土緑化のプロセスを大いに速め、特に人口が少なく、過疎で海抜の高い地域、土壌流失が深刻な山間部、黄土高原、砂漠地域での広域造林に成功しており、我が国の森林資源のアンバランスの状況を一変させている。

「チャイナネット」2006/06/23