国家海洋局はこのほど、「2006年中国海洋環境質量公報」を発表した。これによると、2006年も中国海域全体の汚染は厳しい状況で、海域水質浄化基準を満たしていない海域面積は、前年比1万平方キロメートル増の14万9千平方キロメートルに達し、軽度汚染の海域面積は大幅に増加した。海域水質浄化基準を満たしていない近海域面積は11万平方キロメートルと、中国近海域総面積の55%、近海域機能区総面積の60%を占め、近海域の約25%の海域水質は、中度および重度汚染の範囲に入った。
2006年は中国海洋災害が多発した年で、海洋災害は昨年とほぼ同数の179回発生した。直接経済損失額は前年比約114億元減の218億4500元。死亡(行方不明を含む)者数は同比121人増の492人。
暴風雨・高潮災害(近海における台風による高波も含む)は2006年の主要海洋災害となった。このうち、台風の暴風雨による高潮は9回発生、暴風雨・高潮災害による直接経済損失額は217億1100万元、死亡(行方不明を含む)者数は327人。高波による直接経済損失額は1億3400万元、死亡(行方不明を含む)者数は165人。
「人民網日本語版」2007年1月15日